「上司に噛みつく!」
「仕事中にガムを噛む奴があるか!」
入社して間もないある日、その声は社内に響き渡りました。
しかし私の顔にタバコの煙を吐き出しながら怒鳴る上司に、
「ガムはタバコより他人に迷惑をかけないと思いますが」
と、新入社員という立場も忘れて私は切り返していました。
思えばこの出来事が自身で起業をする引き金となったようです。
上司に噛みついた一件は思い出しても赤面の、まさに若気の至りでありましたが、ほどなくその思いを実現させ、どんな相手であれ、信念は枉げないという意味で、しっかりと自身の経営基軸となり、現在に至っております。
創立当初より、医療全般にわたる機器、器材、研究用試薬等の販売、海外の最新テクノロジーや情報の医療現場へのご紹介などを通じて、間接的ながら日々医療分野に微力を提供させていただいていると自負しておりましたが、2011年夏、私の人生を激変させる大きな事故に見舞われました。
ハワイでサ-フィン中、何と私は、脊椎梗塞という恐ろしい病を発症し、その瞬間からそれまで想像もしなかった全く立つ事が出来ない一生車椅子生活の身となってしまったのです。
7ヶ月間の入院生活は、肉体的・精神的苦痛との葛藤でしたが、ある日、一つ違えばあの海で溺死していたかも知れない命が救われたことに感謝の念が沸き起こりました。又、自身が身障者となって、いかにこの社会が身障者にとって住み辛いかも痛感しておりましたことから、感謝の念は、私になすべき使命があったからこそ救われた命であるとの使命感に変わっていきました。
2014年、こうして私は福祉分野事業に参入することとなりました。私(身障者)目線の、新しい車椅子の開発、そして身障者や高齢者がより良い環境で生活できるような器材の開発や支援活動やNPO法人の立ち上げを計画しております。
ART分野活動も、皆様の多大なご支援のおかげさまで着実に事業拡大を続けております。
一貫して"お客様の立場"となってモノを見、検分し、可能な限りコスト削減を試み、低価格販売を心がける。お客様に満足して頂ける品質、価格、サービスを提供する。そのための手続きに妥協はありません。この精神は福祉分野でももちろん変わりありません。
「誠実一途」「頑固なまでに品質にこだわる」
お客様のご期待と信頼に応えるには、それしかない事をあらゆる節目節目で痛感してきました。
この信念から厳選した優れた製品を、今までもこれからも
皆様にお届けすることが私共の使命であり大きな喜びです。
代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)
岡田 ヒロカズ |
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